元DHARMAPOINTの梅村氏に聞くこれまでとこれから。新しい場所で氏が目指すデバイスの姿とは
梅村氏:
いまだから言いますが,前にいた会社は,工場への支払いをちゃんとできたことが一度もありませんでした。そういうことさえできなかったんです。
先ほどのご質問にお答えすると,実のところ,僕達は「離脱した」のではなく,「解雇された」んですね。
「事情があって会社は潰せないため,社長以下数名を残して会社は残すけれども,活動はしない」という決定の下での動きということになります。
もっとも,会社がああいう状況だったので,解雇されなかったとしても,遅かれ早かれ辞めていたとは思いますが。4Gamer:
そうだったんですね。梅村さん達が離脱された後,いくつかのショップにまとまった数が入荷したりするケースがあったんですが,あれは何だったんでしょう。梅村氏:
辞めることになる直前に,某ショップさんにキーボードをまとめてお渡しするとか,某通販サイトで全部売るとかも考えたんですが,できませんでした。
僕達が辞めたあと,実質的な営業活動は何もしていないはずなので,おそらくは,それまで製品を仕入れてくださっていた店舗さんが独自に動いた結果なのだと思います。
古くから活動していた日本国内のゲーミングデバイスブランド「ダーマポイント」
鉄鬼やサドンアタックなどとコラボしていたりしたのが懐かしい。
もともとシグマAPOと言うブランドでやっていたのだが経営が傾き、クラストに買われた。
そこでも結局は駄目だったようだ。
中の人が解雇され、今は別会社でダーマポイントに似た製品を作り帰ってきた。
ダーマポイントはお手頃価格でコストパフォーマンスの良いゲーミングデバイスが多かった。
恐らくその路線に近いものを今後出してくるのでは無いだろうか。
ただ、個人的にゲーミングデバイスは「増えすぎた」
既に低価格路線ではANKERやロジクールが盤石の地位を築いている。
そんなブランド乱立状態で新規参入して果たして人気を奪えるのかは疑問だ。
一般向けマウスに「ゲーミング」と付けただけのものが多く、ユーザーからしたらどれがゲーム向けに良いのかわかりにく時代。
似たような製品が多いので是非とんがった製品を出してくれることに期待したい。