ダイイングライト2、最も難しいハードモード(2022年2月時点)で1周クリアした。
1もかなりの時間をプレイしたので、その比較も合わせてレビューしようと思う。極力ネタバレ無しでレビューしようと思うが、全体の感想などある程度つかめてしまうため未プレイの人は注意してほしい。
1との大きな違い
マルチエンディング
2で1と最も違う点が「マルチエンディング」を採用していること。ストーリー中に大量の選択肢が出る。その選択次第で最終的なエンディングが変わる。任意でセーブが出来ないので選択肢の重要度がとても高い。
武器や物資が大量に出る
前作に比べると物資の量が圧倒的に多い。武器も前作より壊れにくくなっており、アイテムが出にくいとされているハードモードでもアイテムや武器に困ることはないだろう。
夜の活動に時間制限が存在する
前作との決定的な違いがこちら。夜活動できる時間が決まっており、その時間を過ぎると即死する。
その代わり、前作に比べると夜も活動しやすくなっている。
ダイイングライト2の評価
★★★★★★★☆☆☆ (星10中 7)
つまらない、面白いで言うと面白いが1のような新鮮味や衝撃は少ない。
理由は4つ。
- コンシューマーのコントローラー操作を意識した作りのため全体的に簡単すぎる
- ストーリーが色々詰め込みすぎて荒い
- 夜が怖くない
- ボラタイル(ヴォラタイル)の扱い
全体的に簡単
前作プレイヤーにしたらハードモードはイージーモードだ。武器も壊れにくく大量に手に入るのでガンガン殴っていける。
コンシューマーでの同時販売のため難易度をコンシューマーに合わせて下げている印象。
適当に殴ってるだけでなんとかなる。そのため敵が怖くない。
ストーリーが荒い
マルチエンディングにするため色々と凝りすぎて回収できない伏線が大量発生する。
いきなり「???」という展開に投げ込まれることも多く、プレイヤーが置き去りにされることも多かった。
選択肢の重要度が高く、やり直しが効かない性質上、1回のプレイでは全部把握できないのもマイナス。
夜が怖くない
ダイイングライトと言えば夜の恐ろしさ。
夜出歩いて敵に見つかろうものなら、そこから恐怖の鬼ごっこが始まる。
しかし今作は夜の活動時間が設定されているため夜の活動を前提としたシステムになっている。
そのため夜の難易度が全体的に下げられている。前作は夜の行動は自殺行為に近かったのだが、今作は夜の怖さが全体的に少なく物足りない
ボラタイル(ヴォラタイル)
ダイイングライトと言えばボラタイル(今作はヴォラタイルと表記)
夜の殺戮者として君臨し、数多のプレイヤーの血を吸ったキャラクター。動きが機敏で硬く、その上攻撃力も激高というチートクラスの性能を持った敵だ。
前作は夜うろちょろしてると奴が狩りに来た。
しかし今作はボラタイルの絶対数が大幅に少ない。夜の強敵が少ないのだ。結果夜が怖くない。
まとめ
ライトユーザーを意識しすぎたため絶望感が足りないものの、崩壊後の世界を疑似体験するゲームとしては中々面白い。
特に今作はストーリーに力を入れているため、突然現れる選択肢にとても悩むことになるだろう。
「登場者全員が疑心暗鬼、崩壊した世界で君は誰を信じるのか?」
それぞれの思惑が複雑に絡み合い、誰を信じるかで結果は全く違うものになる(と思う)
色々詰め込みすぎて置いていかれるシーンも多かったが、全体的に楽しんでプレイできた。
2周目もプレイしたいのだが、2022年2月時点では他ゲーのような強くてニューゲームみたいなモードが無いので今後のアップデートに期待したい。
実況プレイでもプレイしている。興味があったら見てみてね