海外のルートボックスは日本で言うところの「ガチャガチャ」に当たる。
昨今、海外の色々なゲームにも採用されているシステムだ。
スターウォーズバトルフロント2がルートボックスで批判を集めてシステムを取りやめたのが記憶に新しい。
全世界的に議論の的となっているのが「ルートボックス(ガチャ)はギャンブルかどうか」という点。
ギャンブル性は少なからずあるという見方が大半を占めており、国によっては既に規制をしている国もある。
IGDAは基本的に消費者保護ではなく業界保護の観点から、政府によるルートボックス規制を阻止する立ち位置の団体である。だが、このまま自主規制をせずに放置していると、そのうち政府から、自主規制するよりも厳しい制限を課せられる可能性があると危惧。そうなる前に動かなくてはならないと呼びかけている。具体的な自主規制内容としては、未成年者に向けてルートボックスをマーケティングしないという業界としての取り決め、アイテム提供割合の表示、ペアレンタル・コントロールに関する情報発信・啓蒙活動を挙げている。
「ルートボックスが厳密な意味での賭博に該当するかどうか」という論点としては、どうしても各国の法律・解釈により判断が異なってくる。ただし中毒性が高くなりやすいマネタイズモデルであることから、未成年者保護の観点にもとづき何かしらの規制が必要であるとの共通認識は多くの国が有している。政府レベルでの調査・規制に向けた機運が高まりつつあるなか、海外ゲーム業界団体はこのまま国家から制約が課されるリスクを追い続けるのか、それとも先手を打って自主規制を進めるのだろうか。
ルートボックス規制を巡り米国FTC(連邦取引委員会)が調査を約束する中、業界団体IGDAが自主規制を呼びかける。政府による介入か、自主規制か
特にEU、ヨーロッパの国はこういった動きに敏感で規制導入を本格化し始めるのも時間の問題と思っている。
上記記事にもあるように「自主規制をせずに放置しているとそのうち政府から厳しい制限を課せられる可能性」はかなり高いだろう。
日本はなんだかんだでギャンブル好きな側面があり、欧米諸国ほど厳しい規制にはならないかもしれないが、欧米諸国に「倣う」ことが多いため欧米諸国が規制をし始めたら、日本でも導入される可能性は高い。
つまり、ガチャに依存しきったスマホゲームやタイトルばかりの日本はヤバイよねって話。
どんなゲームにもガチャが導入され、それが当たり前になっている。
ガチャ未導入のコンシューマーのゲームは売上でガチャゲーに敵わないためどんどんガチャゲー、スマホゲームが量産される。
仮にガチャが規制された時、どれだけのゲームが残るのだろうか。
それぐらい「ガチャに汚染」されている昨今、このルートボックス規制化の流れは日本ゲーム業界を揺るがすことになる・・・かもしれない。