ガンオン大型アップデート詳細と大枠が発表された。
全体の方向性
初心者でも戦いやすくシステムを変更し、尖った機体はアンチ機体実装やマイルド調整を実施
階級システムの変更で低階級は個人戦績が重視され、上位階級では勝敗が重視されるようになった。
つまり低階級帯で無双したプレイヤーは階級が上がりやすくなり、上位戦場はより勝利を意識して動く必要がある。
対戦ゲームとしての土台をしっかりと意識した調整。
後はどうしても階級差が現れやすい人数の少ないオフピーク帯対策。
人数が少ないとどうやってもマッチングに時間がかかり階級差が発生する。
オフピーク帯への切り口が必要になるだろう。
そして現状尖っていた一部機体にはその尖った部分をマイルドにする調整が施された。
主な調整対象機体
- ガンダム4号機、アクトザク(狙撃)
- カメラガン(武器)
- ガーベラ・テトラ
- サイコザク
- ジオ(賛否両論)
今回のアップデートで最も重要な点
新規実装される「ダウンゲージシステム」の「ダウンポイント値」次第。
武器ごとに設定されるダウンポイントの値次第で今回の大型アップデートの評価が分かれる。
現在主流である「高火力武器、内蔵武器」と言った隙無く相手を単発でよろけや空中ダウンに持っていける武器。
これらの武器のダウンポイントが高いか低いかが最重要項目となる。
具体例を出すと「Ζガンダムのハイメガランチャーが地上ヒットでよろけ、空中ヒットでダウンさせることができるかどうか」ということである。
もっというと「黒Mk-IIや百式のショットガンで簡単に空中ダウンを取れるかどうか」
1万ダメージバズーカのような高火力武器も同様だ。
これらの高火力武器や内蔵武器のダウンポイントが低かった場合、他の武器がかなり活きてくる。
今までは連射系武器を使ってダメージを与えるより、一瞬で高火力ダメージを与えてよろけさせて倒すのが主流だった。
ダウンゲージシステムは継続ダメージでもよろけを発生させることができるため、連射系武器にも光が当たる。
特に当てやすい連射系武器や誘導兵器は仮にダウンポイントが低くても使う価値が大幅に上がるだろう。
ミサイルを主力とする機体やガトリング系武器を持った機体の戦略的価値が上がる。
ただしこれらは高火力内蔵武器のダウンポイント値が低かった場合の話だ。
高火力内蔵武器のダウンポイント値が高い場合は大きく異る。
基本戦術は現状と何も変わらない。むしろ連射系武器でもよろけるため、よろけオンラインとしてストレス値の高いゲームになることだろう。
マシンガンのような手数で相手の体勢を崩して倒す、高火力で相手のアーマーを一気にもぎ取るか。そういった二択なら良いのだが・・・。
ダウンポイント値次第で別ゲーになるぐらい印象が変わるので11月9日は武器のダウンポイント値を真っ先にチェックしよう。
ガンオン大型アップデート考察動画
その他の気になる点
ネットガン
ネットガンの効果時間が爆風で時間現象しなくなるようになる。つまり爆風にさえ当てれば確実に4秒ほど相手のブーストを使用不可にできる。
ネットガン持ち機体、大幅強化。アンチジオ武器、機体として重要なポジションになった。
ジオ対策としてこれほど有効な武器は無いだろう。ジオが居なければここまで再評価されることは無かった。
ある意味ジオのおかげでいきなり日の目を見ることになる機体。
対象機体が限定されているのが難点。
ジオン : イフリート(シュナイド)、ドム(寒冷地仕様)、ヒルドルブ
連邦 : 陸戦型ガンダム(ジムヘッド)、陸戦型ガンダム(ジムヘッド支援装備)
機体バランスによるダメージ軽減効果
現在の高バランス時に得られるブーストボーナスがダメージ軽減に変更(詳細値不明)
高バランスは実ダメージを軽減できるようになった。
これ、被断面積の広い機体にも別途導入して欲しいシステムだ。
的当てゲームなので被断面積の広い機体は単純に不利なのだ。
今回の調整で高バランス機体は生存率を高めることができるようになる。
武器を3つ搭載するか、武器を減らして生存率を高めるかというカスタマイズの幅が生まれた。
ジオ
覚醒に必要な時間1秒から2秒へ増加。最高速度とアーマー増加。
現役続行。覚醒に必要な時間が伸びても非戦闘地域から覚醒するためそこまで影響は無い。
影響があるのは不意打ちを食らった際のみ。不意打ち時は現在のように無理やり覚醒して挽回するというのが難しくなる。
しかし、注意しなければいけないのが新システムによる影響。
- ダッシュ格闘空振り時の硬直増
- ネットガン大幅強化
ダッシュ格闘空振り時の硬直がどの程度か確認する必要がある。覚醒後はダッシュ格闘で移動することも多いため影響は少なくない。
そして、ジオの天敵がネットガン。
4秒間ブーストができなくなるのはジオにとって致命傷。
「ネットガンを覚醒中に食らう=大破」と考えても良い。ジオ対策として、ネットガンが猛威を奮うことになるだろう。
リペアトーチ
ロックオンすることで味方を自動追尾する。(ロックオン値依存)
支援機がより積極的に支援できるようになる良調整。
支援歩兵という頼もしい言葉が生まれる・・・かもしれない。
ザク・フリッパー、ジムナイトシーカーIIのポジションがより重要になる。
格闘機全般
ダウンゲージに変更されるためダッシュ格闘中の転倒が無くなった。
従来はダッシュ格闘中に怯み以上の攻撃を食らうと転倒していた。
今回の仕様変更でダッシュ格闘中にダウンポイント増加はあるものの転倒しなくなった。
そのため、状況によっては以前よりも格闘を狙えるようになった。
ただし、ダッシュ格闘空振り時の硬直が全機体増加しているのでしっかりと当てる必要がある。
この調整の余波で格闘移動がしにくくなると予想される。
ガンダム(フレッドピクシー)、イフリート、イフリートシュナイド(仮)、ジオ。
これらの機体は連続格闘による隙を確認しておく必要がある。
カメラガン
カメラガンの弾数が無制限から10へ。モジュールの持続時間減少。
大幅弱体化。カメラガンは停滞を生んでいたのでこれぐらいがちょうど良いと私は思う。
その反面、狙撃アシストポイントが追加されているのでカメラガンに頼らなくともポイントを得られるようになっている。
アクトザク狙撃、ガンダム4号機
出力限界ランチャーのチャージ完了時間が2秒から倍の4秒へ。弾頭サイズも縮小。
大幅弱体化。ある意味当然の措置とも言える。
それぐらい安全地帯から一方的に撃破できる武器だった。
今回のアップデートで全体的なアーマーが上がっているため更に戦いにくくなるだろう。
しかし、マップによっては十分戦える機体。
ア・バオア・クー内部のようなマップはこの2機が問題なのではなくマップ構造が問題なのでマップの構造改革が必要。
新DXガチャ
1500BCで10連が1回できるのは嬉しい変更。
ピックアップガチャにも何かしらBCで回すことによる利点が欲しい。
最後に
初心者に優しく、上級者はより高みを。
そういった土台作りに対する姿勢がかなり見えた調整。
今回のような機体個別での調整ではなく、全体に影響のあるシステムでの調整。
ダウンポイント次第ではあるが、現時点においてとても好感の持てる内容だ。
次の課題はオフピーク帯への切り口とマップ(特に宇宙)の構造改革。
本拠地を無くした25vs25の大きなバトルエリア(広域バトルエリア)を取り合うコンクエストマップのようなマップがあっても良いのではないだろうか。
そして、宇宙は無理に入れなくて良い。現行のシステムや機体インフレとマッチしていないのでプレイしていてストレスしか無い。
マップの構造改革が次に求められる課題だろう。
バトルエリアのサイズを拡大する。自動開閉ドアを撤廃する。ちょっとした脇道を追加する・・・など。
大きく変える必要はないので小さな変更点で良いので少しずつ試してみてはどうだろうか。
今回のアップデート事前発表は今後につながる布石を強く感じたアップデート情報。
是非このアップデートが良い方向に動いてくれるよう期待している。