運営インタビュー
機体バランスについて
三小田:
中国のユーザーは、日本のユーザーよりも新しいモノを追いかける傾向があります。常に一番新しくて流行性のある機体を求める傾向がありますね。佐藤:
この部分が特に、日本と中国で運営方針が大きく分かれるところです。両国のユーザーで更新に対するスピード感や期待感が全然違う。『機動戦士ガンダムオンライン』に限らず、中国ではテンポが早い運営が求められていて、1か月に2体ぐらいはコンテンツを追加して欲しいと考えている。周りとの競争が激しいので、質より量やスピードを重視して運営しないと、すぐに沈んでしまいます。一方で日本のユーザーは、もちろん更新頻度が早いにこした事はないと考えていると思いますが、しっかりバランスが取れたコンテンツを配信してくれることを期待している。そうなると、1体の機体を作るのも1か月から2か月くらいかかっています。日本版の運営チームとしては、できる限り精度が高いものを出すべきだと考えています。
私的結論を述べる。
精度を高めて作った結果が「あのサンダーボルト機体」ならば、精度を高めることより更新速度を早めたほうが良い。
サンダーボルト機体を見るとこの発言に違和感しか覚えない。
精度を高めるというより「いかに弱体化をせず強化で調整するか」ということに注力している気がしてならない。
日本のユーサーがバランスを重視という点は「金出して買った機体を弱体化されたくない」という意味合いが強い気がする。
その辺は過去のトラブルや事例を見てきた人にはなんとなくわかるのではないだろうか。
そしてインタビューでは機体の話ばかりしているが現在のガンオンはマップの方がテコ入れすべき対象だ。
全体的なインフレにマップやシステムが追いついていっていない。
機体ばかりがどんどん投入され、旧システムにマッチしなくなってきている。
マップ、モジュール、デッキ枠、コスト…etc
インタビューを見ると機体は長くても1~2ヶ月で開発できるようだ。
そのため、開発期間が短くすむ機体で調整しようとするのは大人の事情なのかもしれない。
コストやデッキ枠などは大掛かりな改修が必要なのでなかなか難しいのだろう。
しかしながら、マッチングというとても難易度の高い問題を数年がかかりで何とか良い方向に持っていった運営。
是非機体以外の部分も調整対象にしていってほしい。