BOSE、音楽を聴く人にとって誰もが知っているブランド。
そんなBOSE社主催、新製品タッチアンドトライイベントがあったので行ってきた。
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ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「Bose QuietComfort 35 wireless headphones[Silver]」
実のところ、私はそこまでBOSEに詳しく無い。BOSEの型落ちスピーカーを使っているもののどちらかと言うと値段で敬遠していたタイプだ。
そういう背景もあり、BOSEという名前は知っていたもののハイエンドモデルはスルーしていた。
そんな私だが、今回この製品を触ってみて驚いた。
ノイズキャンセリングという機能
ノイズキャンセリングというのはヘッドホンや音源から流れるノイズを極力低減させる機能だと思っていた。
実際は違っていた。
ヘッドホン外部からの音(ノイズ)を遮断(キャンセル)する機能だった。
体験イベントのプレゼン資料。
QuietComfortシリーズは飛行機内などで外部の音に邪魔されず音楽に没入するためのヘッドホン。
そのため喧騒と騒音内でも音楽をしっかりと聞き取れなければならない。
実際にプレゼンで飛行機の騒音を流した状態でヘッドホンにて音楽を聴いた。
するとどうだろう。
Bose QuietComfort 35をかけると飛行機の騒音がシャットアウトされているのだ。
このワイヤレスヘッドホンをかけると近くで話している人の声すら聞こえなくなる。
外出時に使うと危険極まりないが、室内やカフェなどで使うとその実力がまじまじとわかるだろう。
私の部屋では窓クーラーとPCのファンの回転音とメカニカルキーボードの打鍵音が大きい。
これらを一切シャットアウトしてゲーム内の音に集中することができるということだ。
高い没入感と余計な音を排除する設計。
とても面白かったのが今回の体験会を通して「音質の話がほとんど出なかった」=「音質が良いのは大前提である」こと。
自信と実績に基づいた圧倒的な音に対するプライド、こだわりをひしひしと感じた。
当製品は「ワイヤレスヘッドホンにノイズキャンセリング機能を実装した」というのがウリ。
ゲームで使う場合は遅延がどの程度発生するのか気になるところだが、過去のワイヤレスヘッドホンを見るにほとんど遅延は無いだろう。
むしろ今はワイヤードの方が物理的な断線などでトラブルが増えているぐらいだ。
音楽を楽しみたい人には間違いなくオススメできる品だろう。
是非ゲームでも試してみたいと思ったワイヤードヘッドホンだ。
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開発中のQuietComfort 30
Bose QuietComfort 35をベースにワイヤレスインナーイヤホンにしたもの。
QuietComfort 30はノイズキャンセリング機能を自由に操作できるのが特徴。
外出時はノイズキャンセリング機能を抑えて外部の音を聞こえるようにする。
カフェなどではノイズキャンセリング機能を上げて外部の音をシャットアウトする。
そういう切替が可能になっている。
2016年9月ごろに発売を予定している模様。こっちもこっちで使ってみたい製品だ。
オマケ
BOSE本社の偉い人が来ていた。
しゃべり方がとても落ち着いていて「静寂(Quiet)」というワードを沢山使っていた。
合気道三段らしく、立ち居振る舞いからとても雰囲気のある方だった。
道を求める求道にとても興味があり、合気道を始めたようだ。その道を求める姿勢をBOSEで表すなら「静道」とも言っていた。
売上を開発費に費やしたいがために上場しない道を選んだ会社だけあって、こだわりがすごかった。