今のガンオンに足りてない3つの要素。
- 目標
- あこがれ
- 萌え
目標
ガンオンに一番足りていないもの、それは報酬以外の目標。
目当ての機体をゲットすることが数少ない目標となっている。しかしほとんどそれしかない。
本来対戦ゲームは何かしら自分なりの目標を見つけやすい作りなものが多い。階級,K/D,ランク,実績解除,大会優勝・・・など。
ガンオンはそういった目標をいまいち設定しづらい。最高階級である大将もなってしまった後の目標が一切無くその他の要素でガッツリプレイさせるような目標が「報酬的な目標」しか無い。
DXチケットなどの餌で必至に釣っているのが現在のガンオン。
そのせいでガンオンは「対戦は手段で報酬が目的」になっている。
しかし、LoLなど有名な対戦ゲームは「対戦し己を磨き勝利することが目的で、そこに報酬がついてくる」
報酬が目的のガンオンは「対戦密度を濃くすることより短時間で1試合を終わらせて回転率を上げる」という風潮が強い。
EXイベントや一斉出撃イベントなどが回転率を上げるためのレースゲーに拍車をかけている。
そうなるとますます「対戦することはどうでも良くなり、報酬をいかに効率的に得るか」になる。
機体がどんどん追加されていくのでその志向は加速度的に上がっている。
ただし、これは1つの楽しみ方、そしてガンオンのビジネスモデルとして欠かせないものでもある。
しかし、今のガンオンは対戦することを楽しみ、自分のスキルを磨きたいといったイースポーツ的な志向のプレイヤーの目標とするものが無い。
楽に勝ちたいだけなら手段はいくらでもあるからだ。本当のイースポーツ志向のプレイヤーの目指すところはそこでは無い。
報酬とは関係のない実力主義のレーティングシステム、ランクシステム、上昇志向の強いプレイヤー同士が切磋琢磨出来るようなギルド(部隊)専用モード。大会。
そういった「いわゆるガチモード」がガンオンには欠落している。
そのためスポーツ志向のプレイヤーの行き場が無く、局地戦でほそぼそと生きながらえているのが現状だ。
私はそういったイースポーツ寄りのプレイヤーが連隊行為や勝ち馬乗りと言ったくだらない慣れ合い行為に手を染めるのでは無く、己を磨く場があるべきと考える。
まず手始めに局地戦をイースポーツ志向に完全リメイクしてみてはどうだろうか。名前も変えてしまう。
ランキングマッチ、部隊戦、ガンダムファイト・・・など。
ランキングマッチシステム(案)
- ソロ参戦禁止
- 同一部隊でしか小隊が組めない(部隊戦にする場合)
- レートは個人ではなく部隊全体でレーティングされる
- 同一部隊の小隊ともマッチングするがレートは上下しない(アビューズ防止)
- レート差がある試合、レートが低いチームが勝つと大幅にレートが上がり、高い方が負けると大幅に下がる
- 参戦可能時間を限定する
- マッチング時に相手の部隊名とレートと陣営だけが確認出来る
- レート集計は長いスパンでレート集計をする
- 参戦部隊が増えればレートからランクシステムへ移行
- シーズン終了時に上位レーティング部隊限定のプレーオフマッチを開催する
1部隊に強い人が偏りすぎることを防止する意味もある。
金曜、土曜、日曜の3日間限定でしかも18:00~22:00ぐらいでいい。
(スポーツ志向のプレイヤーは絶対数が少なく、常時開催してもプレイヤーが集まらないため)
相手のデッキやプレイヤー名が見えるとVCやニコ生などでの情報漏えいや口裏合わせが可能になってしまう。
そのため相手のデッキはおろか試合中相手プレイヤーの名前も表示されないようにする。
試合後に相手プレイヤーの名前が判別するぐらいでいい。
「相手のデッキに合わせて柔軟に対応することも大事だが、自分たち部隊の連携力を上げることを重視する作りにする」
現在の局地戦は1週間でレートがリセットされる。これは完全に悪手。短期間のレートなんて何の指標にもならない。
最低でも1ヶ月、欲を言えば1シーズンまるまるのレーティングが必要。
そうすることで「強い部隊と弱い部隊のレート差がハッキリするので格差マッチが生じにくくなる」
LoLで言うところのブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドランクだ。
ブロンズはブロンズとしかマッチングせず、昇格戦を経て、シルバーランクに入れる。
オンラインでもオフラインでも構わない。現実的にはオンラインになるだろう。これをニコ生やTwitchなどで公式が放送する。
そのプレーオフで勝利した部隊へシーズンNo1部隊として専用称号などを付与する。(名誉)
そして次のシーズンは全てリセットした状態から始まる。
ただし、プレーオフまで行う場合はシーズン中の部隊移動に関して制限をかけなければならなくなるのが難点。
ざっくりだがこんな感じだ。LoLなど有名対戦ゲームのランキングマッチシステムを流用したものがほとんど。
上昇志向の強いプレイヤーはガンガン競い合うように仕向けるべきだ。それが次の「あこがれ」につながっていく。
あこがれ
ガンオンのとても残念な点は「一部上位プレイヤーが正攻法で戦っていないこと」
ガンオンはサービス初期から時間合わせなどの連隊行為がまかり通っていた。そのせいで勝率の良いプレイヤーが羨望ではなく私怨の対象になっている。
それもそのはずだ、両チームが同じ条件で戦うのでは無く高階級プレイヤーが徒党を組んで一方的に格下狩りをしていたからだ。
しかもそれを積極的に行い先導しているプレイヤーすら居る始末。そして未だにそれを続けているプレイヤーが上位層に少なくないのも事実。
これはゲーム目的が報酬になっている仕組みの問題でもある。
1番でお伝えした目標が無いのも問題。
本来なら対戦ゲームで勝率が良かったり上手いプレイヤーは羨望の対象になる。
具体例をあげるなら「ストリートファイターのウメハラ」がわかりやすいだろう。
上位プレイヤーや高階級プレイヤーを正々堂々と競わせる場所を用意することでガンオンのウメハラが誕生する可能性がある
そうすることで、ウメハラみたいになりたい!という下を育てる波及効果が生まれる。
現在の人がどんどん辞めていくネガティブスパイラルからポジティブサイクルへ変えることすら出来るのではないだろうか。
これは今までガンオンを見ていて「勿体無い」と一番感じていた部分だ。
身内で固まり野良を駆逐するだけではなくチーム、野良を勝利へ導く先導者、羨望の的になりえた部隊は少なくない。
しかし実状は今までの怨恨がかなり溜まっているので今から変わるのは時既に遅いかもしれない。
結局、プレイヤーの質を選ぶことは出来ないので運営は仕組みを工夫するしかないのだ。
コアタイムで1万人近く集まる対戦ゲームは日本でほとんど無い。
サービス初期から人は減っているものの、対戦ゲームとしてみたらまだまだ大量に人が居る。
今からでも流れを変えることは出来る。
是非工夫をしてほしいものだ。
萌え
ガンダム的な萌え。それは「作品内キャラクターの登場頻度」だ。
ガンダムジオラマフロントやっていて思ったのは作中の登場人物が色々しゃべったり会話したりするのを聞いているだけでも楽しい。
ガンオンはガンダムがテーマなのに作中の人物との接点が薄い。エースといえば単なる壁扱い。一部ガトーみたいな熱いのもいるが・・・。
エース以外の要素でもっと身近に作中のキャラクターを登場させるべきでは無いだろうか?
専用オペレーター、専用キャラクターボイス、専用スキルカスタマイズシステムなど。
声優新録が必要になるのでコスト面の問題があるが、自分専用のオペレーターをカスタマイズできるシステムぐらいはあった方が良いのではないかと思う。
時代背景が違うが刹那・F・セイエイをオペレーターにしたい。原作知らないけどアイツのセリフ楽しすぎる!マチルダさんやララァ、ハマーン様などオペレーターにできたら何と楽しいことか。
そういうガンダム的萌え要素が足りないのではないかっ!!!?
恐らくこのガンダム的萌え要素に関しては私よりガンダムに詳しい皆の方がアイデアを持っているはずだ。熱い思いを運営にぶつけてみてはいかがだろうか。