12月3日、主なアップデート
公式サイト : 12月3日定期メンテナンスの実施について
- 統合整備計画の実施
- 機体練度システムの実装
- 階級昇降格試験関連の変更
- 協力戦の開始方法・報酬獲得条件の変更
- レンタル機体カスタマイズの実装
- オーバーヒート時のジャンプ機能実装
- 戦闘関連の変更
- 視野角変更オプションの追加
- トリントン基地実装
- イベント : 開発強化キャンペーンの開催
- イベント : スタートダッシュキャンペーンの開催
- イベント : 「Interlude_U.C.0083」イベントガシャコンプレイ期間開始
詳細は公式サイトを参照して欲しい。
今回はこの変更点から運営側の意図を私なりに読み解いてみようと思う。
統合整備計画の実施
全体の調整方向
インフレにインフレを当てることで平均値を上げ、バランスを取る。
端的に言うとアレックスケンプファー以外を強化して相対的にアレックスケンプファーを弱体化させた。
明確な弱体化は一切なし。
具体的な調整内容
- 地上でのダウンしきい値を現行の6000から8000(仮)に上昇
- ジャンプなど挙動が遅かった部分を早くし快適に
- ヒートロッドで盾一発破壊
- カメラガンでのロックオンや炎上などの状態異常を解除可能に
- ダッシュ格闘の威力3倍(2段格闘除く)
- 強襲含め、盾を持たない機体の装甲が軒並み200~700ほど上昇
- マシンガン、ビームライフル(チャージ除く)、迫撃砲、ミサイル他の性能アップ
影響の大きい機体
アレックス
・ 8000がダウンしきい値になった場合。
10000(最大強化11000)ダメージバズーカを直撃した場合バランス300以上あればダウンしない。
・ 9000がダウンしきい値になった場合。
バランス200以上あればダウンしない。
バランス300キープできる機体はほとんど居ないため10000バズーカの強さは健在。
仮に9000がダウンしきい値になった場合、かなりの機体が地上でダウンしなくなる。
全体的な装甲アップで腕部ガトリングガンが大分弱体化された。
装填数の少ない腕部ガトリングガンは継続戦闘能力が低い。
逆にビームライフルが超強化されたのでアレックスは10000バズーカとビームライフル持ちが増えると想定される。
武器持ち替えの隙が生まれるものの戦闘能力にそこまで変わりは無いと予想。
ケンプファー
ケンプファーの2挺バズーカは一発威力7700(MAX)。
しきい値が8000だろうが9000だろうが単発ではダウンしなくなる。
のけぞり状態に連続ヒットさせればダウンが取れるのは変わらず。
かといって10000ダメージバズーカのF型を装備するのは難しい。
被断面積の大きいケンプファーは近距離じゃないと当てにくいFバズの射程で戦うのがかなりリスキーなのだ。
その為、今以上にねずみ特化、シュツルムカミカゼ機と変貌を遂げるだろう。
ガンキャノンII、ゲルググキャノン
今回かなり影響の大きい2機。
ビームキャノンN型の強化が素晴らしい。
ベース火力 : 4500
最大強化 : 4950
ビームシューターlv3 : 5445
ビームシューターMAX : 5692
この武器は主に滞空中の敵を狙う。
滞空中のダウンバランスに関して今回は変更がない。
その為3000ダメージから敵がダウンする。
特性が乗らなくてもバランス195以下の敵はダウンが取れるようになる。
特性が乗ると最大270以下の敵をダウン取れるようになる。
しかも2発撃てる。
これはマゼラトップF型と同じダメージ。
非常に有用な武器になった。
間違いなくこの2機は戦場に増えるだろう。
チャージビームライフル持ちが少ないジオンにおいて、とても重要な機体となることを付け加えておく。
イフリート・ナハト
ステルス中の武器切り替えが可能になった。
それに加え、格闘武器のブースト消費量が減り、フレッドピクシーへ近づける強化になった。
実質大幅強化と言っても過言ではない。
イフリート、イフリート・ナハト、フレッドピクシーの格闘時代がますます助長されるだろう。
攻撃モーション中の位置ずれをどうにかしてほしいものだが・・・。
格闘機全般
単発ダッシュ格闘の威力が3倍になったことにより、格闘機が超絶強化された。
特に「軽量格闘」がここに来て大化けするだろう。
格闘の隙とブースト消費量が少ない軽量格闘。
ダメージが少ないというデメリットが無くなった。
ベース : 3000(最大強化 :3300)
ダッシュ格闘 : 9000 (最大強化 : 9900)
コンカス5 : 11385ダメージ
コンカスであればダウンが確定する(予想)
しかもイフリート改などの軽量格闘はベースダメージが4000。
格闘機が大暴れする未来が見える。
グフカスタム、ガンダム5号機
まさかのガトリングガン超強化。
アレックスの腕部ガトリングガンを超える威力になった。
遂にグフカスタムが再起する。
この強化と全体的なマシンガン強化もあり、中距離でのマシンガン持ちがかなり増えると想像される。
ギガン
まさかのギガン超強化。
ガトリングガンの威力がアレックスガトリングガンを超えた。
装甲も700上がり、ダウンもしない。
実は今回一番の当たり機体かもしれない。
まとめ
全体的な火力インフレ。
それに伴い大幅な装甲アップとダウンをしにくく変更。
ただし、滞空中は簡単にダウンするため地上戦が増える。
そこで脅威となる格闘火力アップ。
高バランス格闘機体が暴れまわる未来が容易に想像つく。
ちょっとでもジャンプするとチャージビームライフルやビームキャノン、スナイパーライフルの餌食になるだろう。
滞空しないとバズーカは当てにくくなるため、今みたいなアレックス、ケンプファー二強時代は終わりを告げる。
そしてやってくるGP-01とGP-02。
この2機がアレックスケンプファーの後釜に来るのは間違いないだろう。
全てはGP-01とGP-02への導線なのだ。
機体練度システムの実装
機体枠の熟練度が上昇するシステム。
画像を見るとレベル10で専用カラーがアンロックされるようだ。
それ以外に具体的なメリットがあるのは改造成功度が3%アップ。
使い込めば使い込むほど機体の性能の上限突破できるようなシステムでは無いということ。
これは今からでも良いので練度報酬を変えるべきだ。
アイテムとかよりも「その機体に対するメリット」をもっと前面に出すべきだ。
例 アッガイ
レベル2 : 積載容量 50UP
レベル3 : 最高速度 20UP
レベル4 : ブーストチャージ 10UP
レベル5 : 追加武装 チャージメガ粒子砲の開放
レベル100 : プラチナアッガイの開放(専用機体)
レベル100は冗談だとしても、機体性能が上がるような仕組みにすることで下位機体でも戦う価値が生まれる。
不人気機体ほど機体性能が上がるようにすれば良い。
もしくは今後この項目を変更できるようなシステムにした方が良い。
画像のままでは「効果が薄い」
階級昇降格試験関連の変更
今回総合整備計画と対をなす大きな変更点。
簡単に言うとインターバルを廃止し、階級を下がりにくく上がりやすくした。
2つの意図がある。
初心者狩り対策と階級下げ対策。
ガンオンには明らかな階級下げを行い、格下を倒し続ける層が居る。
それが「初心者狩り」と言われるプレイヤー。
他ゲーではK/D部屋や階級部屋など細かく設定して「初心者を手厚く保護」している。
ガンオンにはそれが無かった。
その為強機体を使って下位戦場で暴れるプレイヤーが居た。
これは「ある程度以上のプレイヤーは徹底的に階級を上げやすくする変更」
本当の初心者とそうでないプレイヤーを徹底的に仕分けする仕様。
最終的には全員大将というのもありうると思われる。
少なくともある程度やったプレイヤーはほとんど将官になれる仕組みにするのだろう。
初心者や新規プレイヤーの確保、保護はサービスを継続していく上で最重要視すべき点。
私はこれぐらい・・・、いや、もっとしても良いと思っている。
今後予想できる問題。
上位階級戦場へ叩き込まれることになるであろう左官帯のプレイヤーが抗議や新たな階級維持方法を探してくる。
現将官が旧左官帯のプレイヤーと一緒にプレイすることを嫌がり連隊問題が再度深刻化する。
(階級昇降格試験関連変更の勝利スコアボーナスも拍車をかける)
つまり下位戦場は守られる変わりに、上位戦場がかなり荒れる。
そうなると上位戦場で辞めていく層がある程度出てくると予想される。
その層の補填として下位戦場のプレイヤーが再度上位戦場とマッチングするようになる。
すると今度は下位戦場のプレイヤーも辞めていくという構図になる。
つまり次なる問題は「連隊問題及びオフピーク帯のマッチング」。
連隊問題への対策
大隊を組める仕様にしてしまえばいい。
小隊の規模を50人まで拡大するのだ。
そうすることによって起こる弊害は容易に想像がつく。
小隊参戦時の人選びによる排他的社会。
「K/D~~以上、撃破数~~以上、勝率~~以上、拠点ダメージ~~以上、強襲使い以外はNG」
殺伐とすること間違いなし。結局連隊問題は最終的にどうやっても殺伐とした方向へゆくだろう。
そこで2つ提案だ。
小隊はマッチング後に組めるようにする
マッチング後のブリーフィング画面で小隊を初めて組めるようにする。
そうすると自然とブリーフィング画面で話をしなければならなくなる。
今みたいな誰もしゃべらないブリーフィング画面が無くなる。
そこで味方との意思疎通や試合の方針も自然と出てくるだろう。
小隊に入れないハズレ組が出ることやブリーフィング時間の延長により間延びなど問題は多いが・・・。
左官以上のマッチング方式を小隊前提にする
小隊に参加しないと大規模戦に出撃できないようにする。
逆に局地戦を小隊での参戦を出来ないようにする。
そうすることで大規模戦は小隊同士の戦いになる。
最低限こちらもチームを組んで戦うという必要がある。
自然と横のつながりを作る必要が出てくる。
本当に野良でプレイしたい場合は少人数戦の局地戦で遊ぶ。
結局数が力のゲームだ。
小隊を作らなければいけないシステムに変えてしまう。
マッチングタイミングをもうちょっとランダムにするとなお効果が良い。(小隊同士で同時タイミングに参戦ボタンを押しても同じ戦場にいくとは限らないよう、内部で変更する)
協力戦の開始方法・報酬獲得条件の変更
協力戦を1人から始めることができ、1回の結果ではなく累計ポイントでアイテム配布。
これは地味に良い変更点。
好きな機体でのんびりCPU戦したい層は結構多いんじゃないだろうか。
オフピーク帯の逃げ場にもなる。
今後協力戦専用の報酬などを追加することで大規模戦とは別軸のコンテンツに育っていく可能性がある。
しかしガルマは帰ってこない。
レンタル機体カスタマイズの実装
どうやら最初に持っている武装を外したり出来るだけのようだ。
全ての武器から自由にカスタマイズできるわけでは無い模様。
積載を確保したり、武器のスロット変更が主な目的だろう。
オーバーヒート時のジャンプ機能実装
これの意図がわからない。
今後高低差、段差のあるマップを追加する予定。
もしくはトリントン基地がとても段差の多いマップなのだろうか。
それよりもホバー機の致命的なジャンプ力をいい加減他の機体と同じにして欲しいのだが・・・。
戦闘関連の変更
変更点羅列
- 被撃破時の再出撃までの時間を短縮
- 被撃破時の強制脱出機能実装
- キルカメラに映る情報の変更
- 武器「リペアトーチ系」の機能追加
- 新規スコアの追加
- 戦術支援の変更
- 被弾時の画面効果追加
一律10秒に変更。
リペア可能時間が短くなるが、戦局への迅速な復帰で間延びしなくなるのは好印象。
前線でリペアしようとしてくれたリペア機ごと巻き込んでしまう悲劇を防げる。
個人的には強制脱出したら即別機体に乗れれば最高なのだが・・・。
低コストを入れる価値が出てくる。(死んでも再出撃時間が短いため)
キルカメラで情報収集していた私には痛手。
特に核が見えなくなるのは残念。
遂にカメラガン対策が出来た。
これで支援機の重要性がますます上がった。
カメラガンのロックを外した時のスコア。
個人的には100ptでも良いぐらい。
それぐらいカメラガンには悩まされていた。
索敵が弱体化、それ以外が強化。
索敵の再使用時間が伸び、それ以外の再使用時間が短くなった。
ミノを気軽に使えるようになるのは嬉しい。
ミノはもっと攻撃的に使うべきだと思っていたからだ。
これは人を選ぶ効果。
臨場感を高める反面、視野を狭くするのと負荷を上げる。
設定で切れればよいのだが・・・。
視野角変更オプションの追加
これも地味に嬉しい変更点。
アッガイなどの大きい機体は視野角が狭すぎて照準が機体で隠れていた。
これで大分戦いやすくなるのでは無いだろうか。
ただし機体が小さくなったわけではないのでアッガイはアッガイである。
トリントン基地実装
高機動力化でどのマップでもレースゲーを避けられない。
機体大破時のゲージ減少幅をもっと増やしてはどうか。
そうすることでレースゲー以外にも旨味が出る。
ただ、現状明らかに歩兵戦でジオン連邦で優劣がある状態なので厳しいが・・・。
そういう意味でも陣営撤廃が欲しかった。
イベント : 開発強化キャンペーンの開催
皆マスチケ買ってね!
イベント : スタートダッシュキャンペーンの開催
今更スタートダッシュは違和感があるが、それだけ新規層拡大を目指したいのだろう。
実際のところ一部上位層のみを残しか細りしていっているのが現状だ。
今回の初心者保護策と共に連隊問題、オフピーク帯のマッチングなどに切り込む必要があるだろう。
イベント : 「Interlude_U.C.0083」イベントガシャコンプレイ期間開始
フタを開けるまでのお楽しみ。
DXガチャチケットやマスチケ辺りか。
収益の柱になるだろうGPシリーズ金設計図は入れてこないと推測。
入れてきてもアレックスケンプファー辺りだろう。
まだ残された問題点羅列
1. 連隊問題
2. オフピーク帯のマッチング
3. 陣営間の人の偏りによるマッチング時間の増加
1.3は「陣営撤廃」することである程度の解決策を見いだせるのだが・・・。
2のオフピーク帯は今後も課題となるだろう。
オフピーク帯はいっその事20vs20ぐらいにした中規模戦にしても良いと私は思っている。
参戦人数が2000人程度で50vs50の維持は無理だ。
時間帯によって戦場の規模も変える柔軟性が必要なのではないだろうか?
最後に
色々問題のあるガンダムオンラインだが、完璧なゲームなど存在しない。
だからこそ常に問題を可視化し、迅速に対処しなければならない。
ガンオン自体はとても面白いと私は思っている。
ただ、それを取り巻く環境に色々と問題を抱えている。
だからこそ、私は問題点を指摘し、提案し続けようと思う。
それで少しでもユーザ側の意識改革や運営側のやる気を起こさせることが出来れば幸いだ。