ゲームは効率化の時代

コラム

最近色々なゲームをやっていて感じること。

「いかに無駄を無くすか。」と言う作りのものが多いこと。

余計なストレスを感じさせずにストーリをクリアまで持っていくか。
そんな作り手の意図を感じる作品が多い。

めまぐるしいスピーディーな展開、伏線もメインストーリーで全て回収、ほどほどの難易度。

ちょっと前までは真逆だった。

重厚なストーリー、ゲーム内に散りばめられた伏線、じっくり育てないとクリアできない難易度。

・・・

何故、こうなったのか。

それは「1つのゲームに割ける時間が減った」からだろう。
昔は買ったらそれこそ全てコンプリートするまでプレイした。
今みたいなコンプリート要素や実績解除なんて存在しない時代なのに・・・だ。
今は実績解除や隠し要素としてあることでやっとプレイされる程度。

食卓にたとえてみよう。

美味しい料理(ゲーム)が1つの食卓に沢山並んでいる。

昔のゲームは「こってりギトギト濃厚とんこつラーメン」
今のゲームは「あっさりさっぱり冷やし中華やそうめん」

さすがにとんこつラーメンを何件もはしごすると胃もたれしてしまう。
冷やし中華やそうめんなら次のお皿にも手が伸びる。

ゲーム1本でお腹いっぱいにさせる時代では無くなった。
それぐらい、ゲームが世に溢れすぎているのだ。
1つのゲームに割ける時間もどんどん減っている。

作り手もその事情を知っているのでガンガン無駄を省く。
そうすることで無駄のないスッキリとしたゲームが増える。

この流れは時代の変化。
一概に悪いということではない。

ただ、たまには昔の様なこってりギトギト濃厚とんこつラーメンが食べたくなる。

そんな人にマインクラフトがマッチしたようだ。
マインクラフトはゲームの今と昔を知っている人にはたまらない。
それぐらいガッツリ濃厚な重量感だ。
久々のガッツリ系に私の胃袋も満足している。

マインクラフトとは長い付き合いになりそうだ。

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