今回は2023年8月26日に開催されたCorsairの新製品発売記念イベントレポート
目玉製品
目玉は9月1日に発売予定のiCUE LINKシリーズ。
これらの新製品を実際にPCへ組み込む体験イベントを開催。
イベント進行はMoma Garage代表の門馬ファビオ氏(右)とYoutuberの美咲みさ氏(左)。
終始和やかな雰囲気で事前に用意されたPCへ水冷キットを搭載していく。
新製品の特徴
- ケーブルを極力少なくするCorsairエコシステム
- ファンが止まったように見える「ストロープモード」
- ファンの表と裏で違う光らせ方が可能
- コントローラー1機で14台のファンまで管理できる
- iCUE(専用ソフトウェア)で完全管理が可能
Corsairエコシステム
ファン同士を直接ドッキングすることができる。ドッキングすることでケーブルレス化した。
直接接続用のコネクターがファンの上下についている。
水冷キットにはラジエーターとファンが最初からついており、作業工程を極力少なくする工夫が各所に施されている。
CPUクーラー部分もケーブルレスされており、CPUファン電源へ繋ぐケーブルが存在しない。
※正しくはラジエーターへのポンプ内にケーブルがあり、LEDコントローラーと電源を共有しているためLEDコントローラーへ電源供給するだけでCPUクーラー部分も電源が供給される。
そのため、CPU周りがとてもスッキリしているのが特徴だ。
ファンが止まったように見える「ストロープモード」
とても面白い機能で、ファンが「高速で動いているのにファンの羽が見えるモード」が新たに追加された。
アイデア次第で新しい魅せ方ができそうな機能だ。
ファンの表と裏で違う光らせ方が可能
ファンのフロントとリアで光らせ方を変えることができる。
試しにフロントを赤、リアを白に設定して撮影した。(CPUクーラー部分は黄色に設定)
新しい魅せ方ができるようになった。
iCUEで一括管理
iCUE(コルセア専用管理ソフトウェア)で一括管理が可能だ。
LEDコントローラーは1機で最大14台まで接続でき、iCUE上で個別に設定ができる。
実際の設定画面(動画)
まとめ
時代は簡単、ケーブルレス。
自作にかかる時間や負担を少なくしつつ、見栄えが良くなる製品。特に繋ぐケーブルが減ったことで「自作=難しい」というイメージをなくしていきたいという強い意志を感じる。
価格はまだまだハイエンドだが、こういうシステムが普及していけば自作PCへのハードルも少しずつ下がっていく気がした。
背面もスッキリしており、ケーブルレス化の波はPCパーツにも押し寄せてきているのかもしれない。
興味深かったのが、イベント会場中央に展示されていたのが「白いPC」だったこと。
PCパーツは大体黒であることが多いのだが、(ゲーミングデバイスもほぼ黒)白基調のPCを前面に出しているのが面白かった。
私が知らないうちに白製品は売れないという時代は終わったのだろうか?
今回の新製品も白と黒の2モデル販売だ。
ゲーミングキーボードも色々なカラーが展開してきているのでPCパーツ関連も次の時代に突入したのかもしれない。
久々にコルセアのイベントが開催されてとても楽しい一日だった。
今度はキーボードなどのゲーミングデバイスのイベントも見てみたいものだ。