CES2020にて発表のあった新製品「GE66 Raider」を中心に解説。
主な特徴
- 限定コラボモデルがある
- 300hzに対応したモニターを搭載
- 大容量バッテリー搭載 99.9Whr
- Mystic Light機能で光りまくる
- Dynaoudioの大型スピーカー搭載
- 新Dragon Centerで新世代ゲーミング体験
主なスペック
価格と発売時期 : 未発表
CPU : 第10世代 intel Core i9
GPU : RTXシリーズ
液晶 : 1920×1080 300hz IPS薄型パネル
バッテリー : 99.9Whr (飛行機に搭載できる最大容量)
冷却システム : Cooler Boost 5 (MSI独自クーラーシステム)
外部ポート : USB3.2 Gen2 With DP1.4 x1 / USB3.2 Gen2 x2
メモリスロット : 2スロット
キーボード : 全キーイルミネーション対応(Prekey Backlight)
限定コラボモデル「GE66 Raider Limited Edition」
スターウォーズにも携わったデザイナー「Colie Wertz氏」がデザインしたモデル。
スペースロケットをイメージした筐体カラー。
GE66の識別ナンバー「0066」が目立つ。
筐体手前が光る仕様となっている。
ポートはGE66 Raiderと共通。左右はUSBポートが中心で出力や電源は背面に集約されている。
背面ポートを見やすくするため露出を上げている
通常筐体
MSIの一部上位モデルでのみ対応していた背面にポート集約を採用したのは好印象。
そのためサイドのポート類がスッキリした。
前面がかなり強烈に光るのがGE66の特徴、同じ300hzモニターを採用したGS66シリーズには無いポイント。
キーボードはおなじみSteelseriesのキーボードを使用。英語配列モデルだったのだが、少し窮屈に感じたのでもう少し拡張キーなどは設置スペースを開けてほしかった。
底面は迷彩模様。この柄はMSIとしては珍しいタイプかもしれない。
新Dragoncenter
これはGE66 Raider限定の機能では無いのだが、専用ソフトウェアDragoncenterが機能拡張された。
主にゲーミング体験について進化している。
特に気になったのが「専用リコイルの表示」と「画面シェア機能」「ハイライト機能」
専用リコイルの表示は他社ゲーミングモニターで一部搭載されていた機能に似たものでゲームとは別にゲーム内へ専用のクロスファイアを表示する機能。
色や形を変えることもできる。ゲームによってはかなり強烈な影響が出る機能だろう。
画面シェア機能は他の端末へ画面をミラーリングしたり拡大表示したりすることができる機能。
例えばローカル対戦ゲームや格闘ゲームをプレイする際に有効。iPadなどにも出力できるので外部モニターが無い環境でもできるのは強み。
ハイライト機能はシャドウプレイと似た機能で敵を撃破したり撃破されたシーンを自動で録画しておくシステム。
フラッグムービーなどが簡単に作れるので便利な機能。
対応するゲームがシャドウプレイより多いと使い勝手が良いのだが果たして・・・。
まとめ
スペック面での強化は300hz対応とバッテリー強化に留まったが、ポート位置の改善や専用ソフトウェアの拡張など全体的にグレードアップしたモデル
300hzに対応したゲームがまだまだ少なくフラグシップ、先駆けモデルとしての立ち位置が強いものの、今後の展開に影響が出そうな背面ポート位置やソフトウェア拡張などが見て取れる新製品発表会だった。
特にDragoncenter周りは今後も強化の余地があり、まだまだ新しい機能が追加される予感がする。
今回触れなかったが「MSI APP Player」というのもあり、スマホをPCでエミュレートして複数画面を同時に起動することができるツールもMSIは展開している。
スマホ環境やマルチモニタリング環境、高フレームのガチゲーム環境といった幅広い環境の中心にゲーミングノートがある。
そんな未来をイメージした製品群だった。
GE66 Raiderでは無いのだがカラーバリエーション展開も開始するようで、従来とは違った路線のMSIも今後は見ることができそうだ。
価格と発売日時期に関しては言及されなかったため、分かり次第追記しようと思う。