写真はECS社最高責任者 CEO Vincent Chen氏
ECSが販売しているLIVAシリーズの製品説明会へ行ってきた。
LIVAシリーズは法人向けに大きなシェアを誇る小型PC。
駅やショッピングモールで見かける液晶の裏にはLIVAが入っていることも少なくない。
小型ながらM.2 SSDを搭載できたり、映像出力端子を複数持っていたり(マルチディスプレイ)、有線ポートを複数も持っていたり(マルチネットワーク)する業務向けに大きな強みを持つ端末だ。
最近はコンシューマー(家庭向け)にもラインナップを拡張しており、家庭用向けにも使えるような低価格帯のモデルをリリースしている。
価格帯によってストレージに違いがあり、ローエンドモデルはeMMCを使い、上位モデルはSSDへ対応している。
ストレージの容量がそこまで多くないので主な用途としてはスティックPCの代替やテレビに接続してYoutube、Amazon Video、Netflixといった動画視聴。
スティックPCだと冷却に問題があるものも多いのだが、LIVAはファンを搭載している上、業務運用を考えて作られているので長時間起動にも強いのが特徴。
ハイエンドモデルではCore i5といったCore iシリーズを搭載したモデルもある。
中でも気になったのは超小型モデルである「Liva Q2」
従来のモデルよりもひときわ小さいのが特徴。
有線LANポートもしっかり搭載しているのがLIVAらしい。
もちろん、無線WifiやBluetoothにも対応しており、有線LANを引くのが難しい環境でもネットワークに接続できる。
Micro SDカード 128GBまで対応しており、ストレージの拡張が可能。
主な運用はデジタルサイネージやスティックPCの差し替え。
薄型モニターの裏に貼り付けて宣伝用の動画を流したり、映画を見たりといったのが主な用途となる。
余談だが、Windows OSだけでも定価で2万円ぐらいする。
パソコンを持たない家庭も増えてきたのだが、OSが入ってこの値段ならばパソコンの変わりに一台導入しても面白そうな製品だ。