最近のガンダムオンラインは一箇所に密集するマップが多い。
そのため常に集団戦が発生しやすく、多対多が得意な機体が求められている。
従来のジオン機は1vs1に特化した機体が多く、瞬間火力で制すというスタイルだった。
しかしながら、ここまでマップが集団戦寄りになってしまうとそれが通用しなくなってきている。
そのため、ここに来て従来のスタイルからライン戦や集団戦を意識した機体を登用する必要が出てきた。
特に重要視されるのが「盾持ち機体と中距離で範囲火力を持つ機体」
ジオンならば最近大幅強化されたバウ(グレミー機)や範囲と手数に優れるクインマンサなどが該当する。
どのマップでも中距離戦から多数の弾幕によって相手へ大きなプレッシャーを与えるというスタイルが主流。
中距離から弾幕をはることができる機体が重宝される時代となった。
小規模戦がほとんど発生しなくなり、重要なのは統率力や連携力。
重要拠点をキープしつつ、時間をあわせて突撃をするというのが主戦術。
マップもその連携行動を後押しする構造になっており、チームプレイが重要なマップが次々実装されている。
しかし、従来のガンダムオンラインはどちらかと言うと個の戦いが前面に出ていた。
ここに来て大規模戦、集団戦を重視する方向へ舵を切っている。
大規模戦を謳っているゲームなのである意味王道ではあるが、今までのような個人スキルで試合を左右するようなプレイがほとんどできなくなってきている。
見方によっては大味なゲームになってきている印象を受ける。
特に最近実装されたマップは戦局に変動が少なく、チームで動かなければ試合が一切動かないことすらよくある。
チームで動くというのも50人の集団なので統率を取るのは簡単では無い。
深刻な指揮官不足、代理指揮システムの欠陥などもあり、誰も一切何も言わずに1試合が淡々と消化されるというのも増えてきた。
大規模戦として勝利に重要なポジションである指揮官が不在な試合がほとんどだ。
代理指揮も歩兵戦の合間に1歩兵に指揮を負担させるという理不尽なシステムだ。
自分の歩兵としての時間を代理指揮に使っているのに敗北した際は敗戦の将として扱われてしまう。酷いものになると罵倒する人すら出てくる始末。
この辺の指揮官システム、代理指揮システムを改修しなければ、せっかくの大規模戦も中距離からローリスクで撃ち合い続ける味気ない膠着戦に終わってしまう。
私はそういった大規模戦感を味合わせるならば以前から伝えている広域バトルエリアを積極採用するべきだと思っている。
現実問題、指揮官や代理指揮をする人がほとんど居ない現状、大規模戦感を楽しめるような仕組みを組み込む必要があるのではないだろうか?