TGS2017 ブースの中から感じた一般客の「手持ち無沙汰」感

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20170921-059_s

TGS2017 一般公開日初日が終了。
来場者が昨年より減っている。
ビジネスデーは昨年の2割減程度。
まだ詳細を確認していないが、一般公開日も昨年よりは数字が落ちるだろう。

結論を言うと「来場する人に対してコンテンツの数が少なすぎて時間を持て余す人が多く見えた
各ブース巨大化しているが、ブースの数自体が少なく、試遊台の数が昔に比べすくない。
そもそも発売されるタイトルの数が昔より大幅に減っているためゲームショーのコンテンツが減っている
そのコンテンツ不足を補うために、各社ショーやイベント、ブースの作りに力をいれている。
ただ、そこに来場者へのケアがほとんどない

試遊台や整理券が午前中で一杯になり、一つのゲームを遊ぶのに2時間待つこともザラだ。

お目当てのゲームやイベントが無い場合、本当にやることが無い。
昔みたいに未発表の新作が所せましと並んでいろいろな発見があったゲームショーではなくなった。
しかも、配信技術の発達によりネット上でイベントが見れる時代。
人混みをかき分け遠めにイベントを見るぐらいなら配信で家からゆっくり見る。という層も少なくない。
ゲームショーへわざわざ足を運んだ来場者がその手間をかけて得られる満足感がとても低い印象をうけた。

昨年はそれでも、VRブースが話題性で人を呼んでいたが、VRイベントがゲームショー以外でも多数実施されているため物新しさがなくなった。
VRブースの出展数も昨年より減っているように見えた。
業界内でイースポーツの流れが強いため対戦イベントなどをそこらかしこのブースで行っていたのが印象的。
これらは大体が配信もされていたのでこの傾向が強くなると結局「ネットでいいや」になりかねない。

コスプレブースがメインホールに設置されていたり、海外のブースが大手ブースの横にあったり今まではサブ的な扱いだったものがメイン会場に押し寄せてきている。

ゲームショーに新作ゲームを楽しみに来ている来場者の満足度は下がる一方だろう。
各社ショーやイベント部分に力を入れるあまり、ノベルティの数もどんどん減っているのが拍車をかける。
恐らく、このままでは数年後に大幅な方針転換を求められるのではないだろうか?
それぐらい一般来場者の人達の顔に楽しみより疲れの方が色濃かったのが印象的だった。
イベント単位でみると熱気はあったかもしれないが、全体としてみると大分冷ややかな空気感だった。

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