ガンオン考察 : ガンオンが抱える3つの解決すべき深刻な問題

ガンダム作品

ガンオンが抱える3つの解決すべき深刻な問題

  • 階級上げと機体集め以外のエンドコンテンツ、目標不足
  • 一部機体の使用を強制される、突出した機体への調整がされない
  • 機体最優先開発によるその他システムの老朽化、陳腐化

エンドコンテンツ、目標不足

他ゲームより比較的簡単に最上階級である大将になることができてしまう

大将になった後の目標を持ちにくい。
階級が一つのゴールにもなってしまっている。しかもそれ以上あがらず、ただ下がるだけのため大将から下がったら辞めるなどモチベーションを下げる要員となっている。

ゲーム本編よりイベント報酬などによる機体を集めるキャラゲー色がとても強い

機体を集めるのが目的になってしまい、ゲーム対戦部分が後回しになっている。
機体入手イベントの非開催期間は露骨にプレイヤー数が減る
イベントアイテム集めを効率化するため、1試合の時間を極力短くするため※レースゲームなどゲーム性に乏しい試合が増える。

※レースゲームとは1試合が2分や3分で終わってしまうレースのような試合のこと

ゲーム対戦自体の面白さより報酬や階級の方がプレイヤーにとって重要視されている。

それは次の項目でより顕著となる。

一部機体が突出しており、それらの機体が調整されない

2017年6月現在、ジオ(The.O)が該当機。

ジオを持っていないとゲームにならないぐらい極端な試合が増えている。将官戦場ではほぼ全試合と言っても良いレベル。
しかもその状態を作り手側が良しとしている節がある。

ガンダムオンラインはDXガチャの売上で成り立っている。DXガチャの売れ行きが悪いと売上が下がりサービスの質が下がる。
そのため売上を確保するためにはフラグシップ機が必要となる。
フラグシップ機とは「大人気機体で機体人気で売れる機体」と「機体の性能が突出しておりゲームバランスへ影響するレベルの機体」

ガンダムオンラインは既に200機体以上があり、目ぼしい機体は軒並み実装してしまったため機体人気に頼りにくい状態だ。
しかも既存機体との差別化も求められるため旧機体に比べると新機体は軒並み何かしら優れていることが多い。

こういった機体は作り手側の売上に直結する機体のため、機体の調整がされない。(できない)

ゲーム内のバランスが崩壊してしまうことよりも売上が無くなることの方が会社としては避けるべき問題なのだ。
会社もボランティアではないので、当然売上を上げるためにガンダムオンラインを作っている。

しかし、ゲームバランスが崩れた状態のまま放置していると売上を担ってくれていたプレイヤーが一人、また一人とゲームを去っていく。

結果として放置すればするほど徐々に売上は落ちていく構造となっている。
そこで売上を上げるために更に強い機体を投入するインフレにインフレをぶつける流れになる。これはソーシャルゲームにありがちな展開である。
その展開にガンダムオンラインは見事にはまり込んでいる。

この状況を脱するには「DXガチャに依存しないビジネスモデルの構築」または「機体を直接的に調整しないでも他機体が活躍できるような仕組み、システムの実装」が必要。

それが次の項目となる。

機体最優先開発によるその他システムの老朽化、陳腐化

売上に直結する機体ばかり作っていたため他のシステムとの整合性が取れない状態

マッチング仕様、マップ構造、機体コスト、旧機体や旧武器など。

特にその中でもマップ構造が深刻だ。
ジオ実装以後、ゲーム性を大きく変えてしまうほどにマップの陳腐化が一気に進んだ
全体的なレースゲーム化が進み、ジオ以外で戦局打破をしにくい状態。

ジオや機体を売上の関係で調整できないのならば、マップのような売上に影響がでない部分を積極的に改修するべきだ。

現在もそういった部分は定期的に変更がなされているが、明らかにそのペースが新機体実装に追いついていない。
何故ならそういった部分を改修しても売上に直結しないから作り手としても後手になっている節がある。

機体に強い機体をぶつけるソーシャルゲームの札束で殴り合う仕組みはソーシャルゲームだから成り立つのであって「1試合で100人も必要な対戦ゲームでは成り立たない」
何故なら「その課金合戦についていける人はそんな沢山居ない」のだ。

ぜひそこに気づいてほしい。

現在の新機体だけ持ち上げられている風潮は対戦コンテンツとして危ない

機体以外で一番手近なのがマップ改修だ。
本拠地を開始5分は攻撃できないようにする。広域バトルエリアを追加する。そういったちょっとした追加で状況はかなり変わってくるのではないだろうか。
「本拠地を殴りにくくする」のではなく「本拠地を攻撃できないようにする」ことをしないと現状のジオ一辺倒のゲームは変わらないだろう。

ちなみに半年前にも似たような記事を出している。

ガンオン考察 : 2017年、ビームライフルとジオでガンオン年明けは暗い【長文】

ここから進展がほとんどないことを見るに作り手側がフラグシップ機に依存しきっている構図がよく分かるだろう。

マップ改修すら厳しいのならば、旧機体でも戦えるような仕組みの導入も検討してほしいものだ。

ガンオン考察 : 世代別トーナメント、私ならこうする【機体の出展作品をもっと前面に】

売上が落ち、作り手側の資金的体力が減って改修費すらでなくなる前に手を打って欲しい。
大型リメイクをする必要はない、シャングリラの拠点1に屋根をつけるといった小さい変更でも良い。
「ジオの有効性を下げること=売上が下がること」なのではなく「ゲームとしての完成度を上げること=ユーザーが増え潜在的な売上が増えること」

後者は直接的な数字に現れにくい部分だが、対戦ゲームとしての完成度を上げることでガンオンはもっと化ける対戦ゲームだと私は思っている。

「対戦ゲームとしてガンダムオンラインは面白いんだよ!」とユーザーが友達に絶賛できるぐらいになってくれることを願ってやまない。

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