東京アニメ専門学校で開催された「日本eスポーツリーグ」の決勝戦へ行ってきた。
今回サードウェーブデジノス様からご招待頂いたのだが、実はこの「日本eスポーツリーグ」と言うものを私は知らなかった。
まずは整理しよう。
大会名称 : 日本eスポーツリーグ(JAPAN e-SPORTS LEAGUE)
主催 : eスポーツコミュニケーションズ合同会社(eSC)
共催 : 一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)
後援 : 毎日新聞社
コンピューターゲームやテレビゲームで行われる対戦型ゲーム競技「eスポーツ」の全国リーグが、2016年11月26日からスタート。
腕に覚えのあるアスリートゲーマーたちが、タイトルの枠を超え、日本の各都市でチームを結成しました。2016年ウィンターシーズンは、5都市、6チームによる総当たり戦で、お互いの技術を競い合います。地域を代表して臨む、新しいスポーツの形をぜひ体感してください!
日本の頂点を決める戦いが、今、始まります!
どうやら野球の都市対抗戦みたいなリーグのようだ。サッカーチームである東京ヴェルディが参戦している。
というのも、リーグのゲームタイトル一つにFIFA17があり、その関係だと思われる。
参戦しているチーム名に都市名が入っているのが特徴。
決勝会場とその様子
この写真にあるように会場で使用されていたのは全て「GALLERIA Gamemaster GA JeSPA モデル」
GALLERIA Gamemasterはこの日本eスポーツリーグ 大会公式ゲーミングパソコンに採用されている。
感想
大会を実施することが目的にすり替わってしまっていた大会だった
クローズな場所での開催、過密な予選スケジュール、各チームギリギリまで選手募集。
そういった点を見ると選手やゲーム普及のための大会ではなく大会をするための大会という印象を受けた。
FIFA17、ブレイブルー、オーバーウォッチの順で試合が進んだのだが、白熱したのはFIFA17のみでブレイブルーとオーバーウォッチは一方的な試合運びだった。
特にオーバーウォッチはチームで力差があまりにも開いていたため勝負になっていなかった。
全体から感じたのは明らかな準備不足。
その中でもしっかりと勝負になっていて見ていて楽しめたのが「FIFA17」
ルールはサッカーなので見ていてわかりやすい。解説している人がとても詳しく知らない人にもわかるよう丁寧な解説をしていた。
結果、「FIFA17やってみたいな。盛り上がったな」と思わせてくれる良い大会進行だった。
ゲーム自体もかなりリアル。実際のサッカーシーンのようなことが起こる。
昔のサッカーゲームのように一人で自軍ゴールから相手ゴールまで決めるようなキャプテン翼の世界ではなかった。
何故日本ではこんなにも流行っていないのか不思議なぐらいだ。
このタイトルはしっかりと普及させればeスポーツとして成立する可能性を感じた。
「大会は見ていて楽しいかどうかが全て」
正直FIFA17の後に行われたブレイブルーとオーバーウォッチの決勝戦は見ていて楽しめなかった。
特にブレイブルーは何やってるのかまったくわからないのが痛かった。
最近の格闘ゲームはモーションやキャラクター、システムが複雑なので知らない人には本当に何もわからないというのが痛い。
オーバーウォッチも解説者の視点の動かし方に一貫性がなかったため展開がわかりにくかった。
実はオーバーウォッチって見るコンテンツには向かないんじゃないかと感じた。
1人称の上展開が早いので何やってるか見てる人がついていけてない印象。
興行化するならば、見て楽しめるかどうかという点が非常に重要だと改めて痛感。
TwitchでDOTA2やLeague of Legendsが人気なのはスピード感がほどよく、見る人に優しいというのもあるのかもしれない。
見る側に立ってみないとわからないことを勉強できたのが収穫だった。
次回開催するならば秋葉原など一般の人の目につく所で実施してほしい。
どうしても「身内のための大会」という色が抜け切らないからだ。
参加チームも都市関係なくプロチームを招待するべきではないのだろうか?
設立間もないチーム同士で争って日本の頂点と言われてもゲーマーは納得しないのでは?
色々と思うところのある大会ではあったが、最後に私でも知ってる声優さんの色紙を見れてほっこりした。
せっかくアニメ専門学校でやってるのだから次回はゲストで呼べば一般客も釣れる!間違いない!