「燃えるゴミ」が燃やせない町・夕張に、暗い日本の未来をみた
「炭鉱の街」
として誕生した人工都市夕張は、
かつて住宅・光熱費・娯楽施設などをすべて炭鉱会社が面倒をみていたという
歴史的経緯から、稀にみる「大きな政府」による地方都市となりました。そこに輪をかけて、「炭鉱から観光へ」の箱モノ投資は見事に失敗し、
市税収入は8億しかないのに、322億円もの負債を抱えて財政再建団体に転落。
地方交付税などを活用しながら、平成37年まであと10年以上、借金を返済していくことになります。引用元 : http://www.huffingtonpost.jp/shun-otokita/yubari_b_6162644.html
ゲームと一切関係ないが、これは是非読んで欲しい記事。
日本で唯一破綻した地方都市「夕張」。
その実状が赤裸々に書いてある。
この国の往く様なのかもしれない。
行政サービスが止まると色々と問題が深刻化する。
1つがゴミ問題。そして治安の悪化。
イタリアのゴミ問題で有名になったナポリ（参考）
あそこも地方都市の財政が逼迫してゴミ回収が滞り、そこにマフィアが絡んだり・・・と大変なことになっている。
ゴミ問題が深刻化してから2年が経過したが未だ解決の糸口は見つからないようだ。
日本の場合は別の問題が起こる。
「人口の大量流出」
つまり過疎だ。
既に夕張は過疎が深刻化しているようだ。
この先10年も未来が暗いとわかっているなら若者は借金してでも他の地域に逃げ出すだろう。
果たしてこれは夕張だけの問題なのだろうか・・・？
恐らく破綻までいかなくても似たような状況にある地方都市は数多くあるのではないだろうか？
日本は素晴らしく治安が良い。
その背景は行政サービスの品質がとても良いからだ。
その行政サービスが徐々に逼迫している。
早い段階で気付き、余計なものを減らし、「明るい未来をちゃんと考える」
選挙に勝つためだけに目先の利益を旗に掲げる政治家。
そして政治に無関心の人達。
メディアにミスリードされる人達。
これは他人ごとではない。
津波の様に来てからでは遅いのだ。
問題をしっかりと把握し、対策を立て行動する。
一人一人の意識を高める必要があるのではないだろうか。
そんなことを考えさせられた記事だった。
